このレビューはネタバレを含みます
青春期特有の悩みとそこからの解放ものかと思ったら、それぞれに途方もない傷を抱えていた。それも自分自身にはなんの落ち度も責任もない。
過去は変えられない、だけど未来は変えられる、言うは易し。
自分自身が勇気を出して仲間を探す一歩を踏み出す。そこに運良く受け入れてくれる仲間がいたら、ほんとに幸運なことだ。
主人公たちが気に入った音楽を見つけてバンの荷台に立ち無限を感じるのは、なんとなくわかる気がする。
人ひとりが想像を超えるなにかを感じる瞬間は、自分の全速力をはるかにこえるスピードを体感するのに似てるのかも。スピードは偉大で危うい。
ナッスィングの彼が松潤の最上級な感じでとても良い。