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利休にたずねよのCのネタバレレビュー・内容・結末

利休にたずねよ(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

“茶は人の心にかなうのが大事”
“美はわたくしが決めること”
“口は禍のもと“

利休の人生ってあんまり知らなかったけど、昔は遊女好きの遊び人だったのか…軽くショック。
後半の高麗の女の子とのストーリー、
まさに”胃袋を掴む”やん。
ご飯食べてくれて喜んでるのはシンプルに純粋でかわいい。
辛い時に人が心を込めて作ってくれるご飯って心を癒してくれるよね…切なくて染みた…
あと、言葉も文化も違う人に惹かれる気持ちは今も昔も変わらないんだなと感じる。
日本とは違う、朝鮮文化の女性が片膝を立てて座るの、好き。
ただそもそも、身寄りのない女性が売られるってこと自体はいけないことではある。

若い時に遊びも辛いお別れも含めていろんなことを経験した人こそ、(利休もそうだったように)、人生に深みが出て自分軸を大切に己が追求する境地に到達できるんだと感じさせられた。気がする。
昔買ったけど読んでなかった利休の本、読まなきゃ。

海老蔵の所作は本物でほんとに綺麗。
芸能の世界に不可欠な唯一無二の存在。
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