ひろゆき

利休にたずねよのひろゆきのレビュー・感想・評価

利休にたずねよ(2013年製作の映画)
3.5
直木賞受賞作『利休にたずねよ』
市川海老蔵主演、中谷美紀がよかった。親子共演も粋だった。

手に入れた美と失ったもの、利休の美学を学ぶことで、感じるものがたくさんあった。映画とは別に、利休について名言をメモしておきます。

茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて飲むばかりなる本を知るべし。

まず炭火はお湯の沸く程度にしなさい。お湯は飲みやすいように熱からず、ぬるからず、夏は涼しげに、冬はいかにも暖かく、花は野の花のごとく生け、刻限は早め、早めにして、雨降らずとも雨具の用意をし、お客の心を心とするのです。

小さな出会いを大切に育てていくことで、人生の中での大きな出会いになることもあります。

幸せになりたいのなら、幸せとの出会いに気づけないのも、幸せとの出会いを幸せに感じられないのも、もったいないでしょう

稽古とは、一よりならい十を知り、十よりかえる、もとのその一

当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、私があなた方の弟子になりましょう。

こゝろざし深き人にはいくたびも あはれみ深く奥ぞ教ふる

夏は涼しいように、冬は暖かなように。

その道に入らむと思ふ心こそ 我が身ながらの師匠なりけれ
頭を下げて守れるものもあれば、頭を下げる故に守れないものもある。
茶聖として最後まで自身の美学をつらぬき通した利休。
超一流のプロデューサーだ。
ひろゆき

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