ペンソー

ハートレスのペンソーのレビュー・感想・評価

ハートレス(2009年製作の映画)
3.2
ジャケットに惹かれてレンタルしました。
左上半身を覆うアザのせいで人に虐げられ、人生に希望が見出せないジェレミー。そこに世の理を超えた男が現れて、アザを取り除く代わりに世の中に混沌をもたらしてくれという取引をジェレミーと交わす。壁に落書きをするだけの簡単な契約のはずだったのに騙されて人殺しをさせられてしまう。それでもアザがなくなったおかげで愛する人もできて人生が明るい方向に向かうはずだった矢先、再び男が現れさらに人殺しを要求し…というお話。
望むものを手に入れるには代償がつきもので、何かを犠牲にしなくちゃいけないんだなぁと思いながら観てたら実はそうじゃなくて、人生に希望を持つことが大事なんだっていう展開になって驚いた。この映画のラストは少し悲しいものだったけど、外見ばかりを気にするんじゃなくて内面もしっかり大切にしないとダメなんだよっていうメッセージが伝わってきました。
ちょっとした伏線回収があり、悪魔なのかそれとも幻覚なのか、悪魔の手下なのかギャングなのか、最後まで分からない部分があってサスペンスとしても楽しめるようになってたかな。
悪魔の手下の造形が個人的にはとても良かったです。
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