いわやん

人魚伝説のいわやんのレビュー・感想・評価

人魚伝説(1984年製作の映画)
4.4
シネヌーボのATG大全集にて

白都真理主演。

伊勢のある漁村で、ある事故を見た旦那と嫁の「みぎわ」は海女の漁をしてる時に旦那は殺され、みぎわは負傷して。

みぎわが生還すると、旦那殺しの罪が。
旦那の親友の祥平に相談して、「渡鹿野島」へ逃げる。

島である店で潜伏するが、祥平のひと言をヒントに、祥平の親父(街の実力者)の宴会にコンパニオンとして参加。その夜に相手する男が、実は旦那殺しのヒットマンで・・。

白都真理ですが、映画の最初の方は演技もたどたどしくて。でも、ヒットマンとの死闘辺りからギアチェンしたかのように、躍動感が凄いです❗

ストーリーも、幸せな夫婦が一転して不幸に見舞われて、そのなかで旦那の復讐にのみ命を燃やす感じで。
なんとなく、梶芽衣子の「修羅雪姫」を彷彿させるストーリー展開です。

特にラストの海中展望塔での白都のアクションは、梶にも負けてない程の迫力で、海女の衣装が返り血で赤く染まって、セリフも迫力満点です。

旦那を殺したのは、原発・・。

ちょっと社会性にも皮肉入れて。

ただ、この時代はまだ裸体にホカシを入れるのが一般的で、ヒットマンとの格闘とかで目立つのが・・。

白都真理さんと梶芽衣子さんを比べたら、白都の方が目が優し過ぎて。それはそれでイイんですけど(笑)

ちなみに、渡鹿野島ですが、現在は、寂れてしまって 昔の面影はないそうです。
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