しがい

飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲のしがいのレビュー・感想・評価

3.4
先日、極爆上映にて『悪魔のいけにえ』を観てきましたが、やっぱり好きな映画は劇場で観るべきですね〜大画面のレザーフェイスと爆音のチェーンソーにとても感激しました。

さて、新作『レザーフェイス』に向けてのおさらいとして本作も鑑賞。
実はこれ、今ほどオリジナルに心酔していない時に観たもので、あまり記憶に残ってなかった…

1作目の後日談ということで、サリーが逃げた後のソーヤー家が警察に追い詰められた冒頭から始まりますが、家のセットがオリジナルを忠実再現している点では掴みバッチリ。ドレイトン役もビル・モーズリィという適役(もう少し出番が長ければな)。
賛否が分かれそうなのは、家族がかなり増えており、なんとレザーフェイスに妹がいたという本作からの改変設定。そしてレザーフェイスの“なんかちょっと面白い”雰囲気が無いところが個人的には違和感。まぁ家族皆殺しにされたら哀愁漂わせなきゃダメなのか…ということで可哀想なヤツになったレザーフェイス😓
スラッシャー映画としてはグロシーンに見所のある作品と思いますが、これは続編というよりスピンオフ。リスペクトはあるけど3作目と同様に別物であると感じてしまった。
残念に思ったことばかりになってしまいますが、『悪魔のいけにえ』のお話に善とか悪とかの分別を持ち込まないで欲しかった…
虐殺を繰り返してきた一家なわけだし「目には目を」とか言われたら何も言えないはず…なのに家族を殺されたからってソーヤーに寝返るヘザーの心理も分からない。友達殺されてるんだよ?
ソーヤー一家てのは悪魔的存在なわけで、人間はその狂気にただなす術なく飲み込まれるだけの身でなければいけないっていうか…
ヘザーや黒人警官がレザーフェイスの肩を持ったおかげで町長への復讐が果たされるけど、私的には納得がいかなくて、ソーヤー一家が好きだからこそ味方したらアカンやろと思った…とにかく真人間に受容される存在であってはいけないのだ…
文句ばかり垂れてしまいましたが、レザーフェイスの鉄扉ピシャーン!がしつこく繰り返されてたのは良かったですね(適当)

新作はオリジナルの前日談。ヒッチハイカー なんかも登場するようなのでとても楽しみだし、シリアルキラー展と合わせて観に行く予定です♪
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