KURO

ジ、エクストリーム、スキヤキのKUROのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あーこれは 面白い と思ったのは最後の最後
ほぼほぼなんだろこれ 面白いセリフやシーンを挟みながら 淡々と進んでいくロードムービー?と思いながら見てました

最初 自殺のシーンから始まり 流れ的になぜ自殺に至ったたかを追いかけてるのかな?と思ってましたが 最後の崖から上がって車にたどり着いたシーンから考えると 自殺→旅 になりますね
本に挟んだ写真を見て 疎遠になった仲間に会いに行く というストーリーだった
とはいえ そこから考えると 繋がりがおかしくなります
橋から落ちたあとのボロボロの服と旅行の時の服が一緒なので(というか 浴衣以外は全部同じ服なのか?) 時系列は 旅行→自殺 と最後までミスリードしておいてのこれは 意図的に矛盾を発生させているように感じられました
ということは 冒頭からの仲間との再開は 井浦さんの妄想ではないのかなと思います
そう考えると 色々とちりばめられた意味不明なストーリーが少しわかる気がしました
仏像や葬式や死にやたらと関わるのはみねむらに関係あると思ったら 井浦さんの方も含めてだったのでしょうね
井浦さんのキャラがブレたりしてたような気がしたのも合点がいきました
デボン期がどうとか あのセリフ回しもそう考えるとぐっと深くなりますね
みねむらが関係あるのか井浦さんだけが止まっているのか 妄想の中では次へ進みそうな感じや葛藤(もやもや)でしたので 最後に写真を見て井浦さんは何を思ったのでしょうか

表題のスキヤキから読み取ると 豚肉バージョンや本格的に作ったり挙げ句に焼肉のたれを入れたりとして スキヤキと同じで 人の生き方もそれぞれですよ
井浦さんがスキヤキを作った時に言ってたように 人は成長するんだ 止まってままではダメだ といったところでしょうか
この作品 ほとんど行間を読んでください の作りなので もとから正解はないようなものですが 少なくとも強烈なこだわりを後から感じられました

考察を検索するとやはりそれぞれの見解があり それもまた面白かった点でした
キャストが良く いい演技してるだけに セリフや演技だけに引っ張られただけで淡々と見てた人は 勿体ないような気がします
かくゆう自分もそうでしたので…
KURO

KURO