ねこのみかた

静かなる叫びのねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

静かなる叫び(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この犯人はただ単に銃で人を殺しただけでなく生き残った人の心まで殺してしまったんだなと思うと、その罪はとてもとてもとても重い。

まぁ生きてれば色々あるし、理不尽で辛い思いをする事もあるし、誰かのせいにして恨んでしまう気持ちも全くわからないわけではないし、女性が特権を得たことで男性が虐げられてると感じる人もそりゃいるだろうけど、女性だって女性というだけで不利を被ることは多々あるわけで、けっきょく男女とか年齢とか国籍とか人種とか、そういうカテゴリーに分けて対立しても無意味なのよね。
ヒトという括り、いやいや、もっと言えばこの地球上にある生命体という括りの中でお互いリスペクトしあえれば、こんな悲しい事件とか起こらなくて済むのにねぇ。

まぁ無理なのかもしれないけど、それならとりあえず、死にたいなら独りで死んでね頼むから。

モノクロの映像とか込められたメッセージとか、すごく心に残る作品だった。