Hiroe

静かなる叫びのHiroeのレビュー・感想・評価

静かなる叫び(2009年製作の映画)
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1989年に起きたモントリオール理工科大学の無差別虐殺事件をもとに作られた映画。人物などは全くのフィクションだそうですが、特に社会に出ていく女性に対して異常な憎悪を持ち、理工系大学に侵入して主に女性を狙って銃撃して14人もの死者を出したという大枠はそのままです。それを知った上で見たほうが良い気がしました。白黒の映像に加えて、極限まで削られたセリフと、度々変わる場面転換に最初はやや置いてけぼりにされました。何故犯人は・・・という視点ではなく、突然襲撃される学生側の視点から描かれていて、彼らの衝撃、恐怖、そしてその後の苦悩などが理解できるような気がしました。
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