複数の手持ちカメラで綴るLAPD24時。主人公ブライアンの撮る映像以外は誰の視点か分からないというファウンド・フッテージとしては特殊な作りは、記録映像というより臨場感に特化した感じで、そのあまりのリアリティにクタクタになる。凄まじかった。
誰でもない視点の主はまるで観ているこちらが撮っているようかのように、凄惨な現場も命懸けの銃撃戦も目を背けられない。普段のごく普通の映像でさえ息苦しい。おちゃらけた若者のようでいて正義感を忘れない二人に入り込んでしまうから泣けるし、ラストの二人に胸が熱くなる。
ジェイク・ギレンホールもマイケル・ペーニャも良いなあ。ジェイクはなんか踊ってたし。フランク・グリロがかつての部下について語るシーンもスゴくイイです。