継

ヘッドハンターの継のレビュー・感想・評価

ヘッドハンター(2012年製作の映画)
4.5
主人公ロジャーはクライアント企業へ有能な人材をスカウティングするエリート・ヘッドハンター。
美しい妻と高級車(レクサス)、ラグジュアリーなデザイナーズ・ハウスに暮らす彼だが、実はその生活を維持する為に美術品泥棒という裏の顔を持っていた...

起・承・転、転、転・結くらいに、ストーリーがあらぬ方向へ転がり続ける、私的The Best Of “TSUTAYAだけ”。
北欧ミステリーの雄、ジョー・ネスボ原作のノルウェー産サスペンススリラーです。
ロジャーの表と裏の顔とその手口、抱えるコンプレックスとそれ故に生じる妻との確執を手際よく観せるイントロダクションを一通り終えると、ストーリーはロジャーの思惑やコチラの予想を気持ち良く裏切って転がり出します、悪い方へとww(笑)。

首都オスロ近郊の街並みや郊外の自然の美しさ、レクサス、ランクルの勇姿、エロもグロも犬もその死もカークラッシュも損壊死体さえもおおらかに(/o\)観せつつ 、結果そこなの?!ってまさかの夫婦愛にまとめる力技(笑)が大好きです。
美味しい食材が少しづつ入ってて色んな味が楽しめる、“大人のお子様ランチ” 的エンターテイメント。
ハリウッドリメイクの話は立ち消えたのかな?高カロリーの大ざっぱな味付けになりそうで、自分には本作くらいが大好物。ロジャー役を激似のブシェミ先生で演るなら観てみたいけどww。
継