キヨミ

もうひとりの息子のキヨミのレビュー・感想・評価

もうひとりの息子(2012年製作の映画)
3.7
宗教や国境を越え敵同士の赤ちゃんが手違いで取り違いに…今18歳となったそれぞれの息子が「本当はこの家族の子供ではないと」気付き、受け入れるまでのストーリー📕

日本でもよく題材にする子供の取り違い。これだけ題材にされているのだからリアルに起こる話なんだとわかります。
今作は信仰する宗教や人種も違う息子同士の取り違いなので、かなり複雑だと感じさせました。

それを知った息子たちは“自分は一体誰なのか?”と自分を問い詰め、墜ちていくシーンはリアル👍また両親の心境を美しい背景に物語るシーンも素敵でした。

にしても18歳にして大人の対応だったそれぞれの息子は、案外現実受け入れるのが早く、逆に親同士の方が受け入れ難い空気を醸し出しているのも印象的。

血縁関係がある親じゃなくても、やっぱり育ての親が“親”だと思うのよ🙌

ラストは細かく描かれていませんが、お互いを理解し、お互いの分まで生きるというメッセージが伝わりました🍀🥺
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