クスクス粒の秘密の作品情報・感想・評価

クスクス粒の秘密2007年製作の映画)

LA GRAINE ET LE MULET

製作国:

上映時間:153分

3.6

「クスクス粒の秘密」に投稿された感想・評価

執拗。
人間が生きることが描かれてる。
coro

coroの感想・評価

3.4
舞台は移民が多く暮らすフランスの港町。アラブ系移民家族の話なのに(勝手に抱いていたイメージ)ここに登場してくる女性たちは皆が逞しくてよく喋る。寡黙な男性たちがたまに見せる抵抗も虚しく隅に押いやられてしまう。
この関係性がこの作品の柱になっているクスクス粒みたいなもので、そこに主人公の別れた妻や家族、恋人やその娘、リストラや人生の転機、それに移民の悲しみを混ぜ合わせて、移住して良かったと思えるような料理に仕上げている。
Canape

Canapeの感想・評価

3.6
記録 口のたつ女性たちの中で、寡黙で実直なお父さん。一生懸命なんだけど一つもうまくいかない。それでも目の前の事に必死。自然と彼の周りに集まる人たち。邪気がないんだもん、助けたくなるよなぁ。そして人徳だよなぁ。このために増量したアフシア・エルジの熱気が伝わるような魂の踊り。ふっと思い出す走り続けるお父さんの姿。これからもきっとこんな人生。普通の人生。でも全てを必死でやりきる、そんな姿が素敵でもある。アビブ・ブファール、演技とは思えないほどハマってる。
hk

hkの感想・評価

3.6
こぼすと思ったよ...
女同士の争いは怖い
マジドはクソ野郎

の三本立て
この監督のどアップを多用する画が好きです。他の人がやっても何故か良く見えないのに、この監督がやると熱量が伝わる良い映画になるのが不思議ですね。台詞が自然で日常的で良いよね。女の人が強い映画だったな。女の子のお腹がポッコリなのが面白いw
クスクスの魚料理ってそんなに美味しいのでしょうか…?
KR

KRの感想・評価

2.5
まずはとにかくクスクスが食べたくなる。
焼いただけのパプリカやカボチャも。

メモ
チュニジア共和国・・・
アフリカ大陸の北端で、地中海に面する。
国土の多くはサハラ砂漠が占め、次いで農地。
オリーブ、ナツメヤシ、グレープフルーツ、トマトなど。
リン鉱石や、原油、天然ガスが採掘され、
エネルギー自給率100%。
イスラム国ではあるが世俗的で、一夫一婦制、
公共の場でのヴェールは禁止。中絶も認められている。
98%がアラブ人。
公用語はアラビア語だが、フランス語よく使われる。
16歳まで無償教育。
代表的料理は、クスクス。
生卵を入れた三角の春巻き、ブリック
(作品に出てくるファトマの手(ファティマの指)とは
これを棒状にしたものと思われる。具にジャガイモなどを入れる場合も。)。
松の実入りミントティー、
フラワーウォーターを使った飲み物や菓子など。
民族音楽では、撥弦楽器のウード、笛のナイ、
チター属のカーヌーン、パーカッションのレク、
そしてヴァイオリンなど。

呪いの目・・・
その能力を持つ人は、故意または無意識のうちに
憎しみや嫉妬の目を向けると、相手を呪いにかかる。
ハムサという専用護符がある。魔除けの土産によく買われる。

インシャラー・・・
神の御心のままにの意。アラーをたたえる言葉。

ザカート・・・
イスラム教の「五行」のうちの一つで、喜捨のこと。
収入の一部を困窮者に与えること。
生前、悪行より善行が多ければ天国へ行けるとされている

あらすじ

舞台はフランスの港町。
漁業は衰えつつあり、景気は悪い。
チュニジアからの移民であるスリマーヌは、
寡黙で実直な61歳。
35年以上漁船ドックの会社に勤めたが、
解雇に遭ってしまう。

妻スアドとは離婚しており、
娘夫婦も子どもを抱えて家計が厳しい。
恋人が営むカフェバー兼ホテルの一室に住んでおり、
恋人もその娘リム(ジャケット左の女性)も
家族として認めているのだが、
養われていることに引け目を感じている。
スリマーヌが解雇されたことは
町の多くの人が知っている。

スリマーヌは小さな廃船を買い上げ、
船上レストランを開こうと決意し、
勝ち気で行動力のあるリムと、融資と許可申請に回る。
本人よりリムのほうが熱意を持ってプレゼンをする。

店は息子二人が手伝い、料理は前妻が作る予定に。
残された恋人の思いは複雑。
もしかしたら、彼と正式に再婚し、
ホテルを共同経営してもらいたいという
気持ちもあったかも知れない。

フランスで飲食業の許可を得ることは厳しく、
初期融資のあても運転資金もなく、難航する。
そこでまず、
役所の融資担当らを招いて盛大にパーティーを開き、
営業能力ををアピールすることにするが……。

感想

外国だし、移民の話でもあるが、
彼らのトラブルの内容は、割とどこにでも共通する悩み。

作品の大半は、移民のつらさ、家族のいざこざ、
スリマーヌの元の家族と現恋人親子との
内心でのいがみ合いなどが、延々描かれている。
言い争いの、何度も繰り返すセリフまで全部映す。

そのうえであのラストとは、なんとも不思議な作品。
ラストだけフランス映画的というか純文学的。
結局どこにあったのか、本人はどうなったのか、
開業許可はどうなったのか、タイトルの意味は一体、
など、謎を残して終わる。

ともあれあの渾身のダンスが見どころ。
見ていて思ったが、垂れた柔らかい腹ならともかく、
若くハリのある腹を震わせるのは
相当の体力が要る様子で、
すぐに汗だくになっている。
途中の会話からして、あれを約1時間続けたはず。
いつの間にか、早い段階で、主役は彼女になっていた。
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