シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

風とライオンのシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

風とライオン(1975年製作の映画)
3.6
ブライアン・キース演じるセオドア・ルーズベルト大統領が、本当に気持ちのいい好漢で主役のショーン・コネリーを食っている(笑)
「敵にも尊敬できる人はいる」と、米国人を誘拐したショーン・コネリー演じるベルベル人の首長に毅然とした対応を指示しつつ、好感を持つ。「ところで、彼の銃はなんだね?」アメリカ人の持つ「戦って自分の権利を示そうとする人間」への敬意がにじみ出ている。
また、テディベアのエピソードで熊好きとして有名な大統領が、自分がしとめた熊の剥製のポーズを実演してみせたり茶目があって一々可愛らしい。そして彼は熊は米国人気質の象徴だという。孤独で、人に好かれることはないが、尊敬はされる、と。
アラブの描かれ方は、高貴なる野蛮人という感じで好意的ではある。そのために最後になぜか悪役にされるドイツ人が気の毒だが(笑)
セオドア・ルーズベルトと監督の日本好きを反映してか、なぜか日本の将軍がチョイ役で出てくる。一緒に弓道やって、bullshit!(ドンピシャ!とでも訳せばいいか)と言ってる、なんか笑える(笑)