Shintaro

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金のShintaroのレビュー・感想・評価

4.4
”俺をバカにした奴に、俺のとっておきのバカをお見舞いしてやるぜ!”
マイケル・ベイの叫びが、映画という形で具現化した傑作。
これだから映画は面白い!
個人の叫びを叩き込めた作品は、どんなにバカでも他者の心を掴む。
実話をマイケル・ベイ視点で、ほとんど脚色なく描いた作品。

怖え…。ビルダー怖え…。

プライドの高いボディビルダーが、自らの妄想や野望を叶えるべく、ない頭を絞って考え出した誘拐・詐欺計画が上手くいってしまうというお話。
”俺らマッチョにはこの体に見合うだけの地位を与えられて当然だ”
この野心が主人公ら3人の頭を支配する。
”アメリンドリームを叶えるには努力が必要だ!
努力するにはまず何をすればいい?
…行動だ! 行動を起こすんだ!”

その通り。人生、行動を起こさなきゃ何も生まれない。嫌でも何かを得たけりゃ動くしかない。
でも…その行動の動機を君は理解しているのか?
そんな問いが散らつく映画でしたね。

世間一般に、”ヤらないよりヤるほうがいい” とか ”考えるよりまず動け” といった考えがポジティブだとされる。
最もだし、俺もそう思う。

この映画を観ていると、そういったポジティブさが揺るがされる気がしてならない。
明確な教訓がある物語ではないけど、”疑う”ことの大切さが少し分かるような映画だ。

…まぁ 何も考えずに観てもクソ面白い映画なんで是非!
個人的には 殺人を犯した主人公が、落ち着くために筋トレし始めるシーンに感動…。
マーク・ウォルバーグのなんて自然体の演技! ご覧あれ。