どーもキューブ

ギニーピッグ2 血肉の華のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ギニーピッグ2 血肉の華(1985年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

日野日出志、ギニーピックな伝説的モルモット、刻まれた華



脚本監督日野日出志。
配給ミッドナイト25。


2018年9月何気なくマイ携帯雑誌という名の呟き、ツィッターにサラッと作品紹介とYouTube窓口投稿。

「えっ!ウソやん。これ見れるの?!」

画像タップするとタイトル「15歳未満は貸出視聴禁止」(YouTubeでもはや誰でも可能2018)

ちょっとすんなり見れるのでだじろぐ。事前情報をウィキる(Wikipediaで検索し調べる事をウィキると訳す)

確か出会いは、小学校の友達のビデオ屋。うわああるんだあとおどろしい紙パッケージのVHS。ケイブンシャのホラーミニ本や図書館ホラー雑誌を読みあさる少年だった。なんである程度ホラーは知っていた。完全オリジナルビデオ。
その後新作も出来ていた事は「ビデオでーた」の雑誌広告で知っていた。
人魚のやつ
LSDのやつ。
パッケージのいかがわしさだけで記憶決定認知。なかなかのレアビデオ。

本作のパッケージは、完全放送禁止レベルの殺傷切り株具合で一発トラウマ目視決定のある意味素晴らしいスナッフ感満載のジャケ写真だった。

というか調べればわかりますが、とある事件絡みで本シリーズ、ビデオ屋から、ある日ばっさり消えた事を覚えている。

そして時たちアメリカ発売。からの「アメリカンギニーピック」ならぬリメイクインフルも撮られていた。

3作め以降はなぜかコメディに展開。マチャミ、柴田さん等初期ワハハ魂が共鳴してか出演。なぜかシティーボーイズの一人相撲、斉木しげるも出演していた。

準備整え、携帯にヘッドホンぶっさして鑑賞となった。



まずこれ18禁止レベルだ。完璧スプラッターホラー映画上級編なんで覚悟願う。

いやあ!これ!不謹慎絶対確定認識で言うけど、

素晴らしく良く出来てるっす!物語がどうの、展開がどうの、アクションどうのじゃなく、ひたすらアンモラル追求のみ。まあ規制入るのもわかるなあ。あの立派過ぎるスプラッターホラーだ。

2018年自宅裏ベストでたなあ。一度見たら忘れらんねえわあこれ。

何が良いか!
ゴアのリアルさね!これにつきます。監督日野日出志のこだわりだと思うんだが、
まあ切り株にするまで、手こずるてこずる。このゴアのリアルさと肉感さの良さ。骨ゴリゴリのリアルさにつきたあ、うへえ。目も、ふへえ。
繊維をしっかりカットする、骨をリアルに刻む、刻む人は疲れた風とか細かい所がネチネチしっかりしてる。簡単にスプラッターしない。骨と肉をしっかり切る事の素晴らしさ!

いやあハーシャルゴードンルイスは、本作見てるのかなあ?!元祖切り株始祖、ハーシャルは、意外にシャレオツにグシャグシャ,カットわりつつ時に笑えてゴアするのだが、こちらは徹底的に完全モルモットを作ろう俺美意識殺意で絶望絶対満載!ひたすら茶化さずに
血肉を華さかす本作。

ラストは少し作り物すぎてあれでしたが、最後の華は、ちょっとキモいと思いました。変な絶望鼻歌含めすげかったなあ(鼻息荒くなる)

小学校以来の念願にみれたからもあるけど、いやあこれは酷い(褒め)なあ。
 
監督は

いつか伝説になるだろ

と言ってるが、あの事件とアメリカでリメイク作品化されてる時点で重々本作作品としてホラーインパクチ大だ。

あの甲冑おじさんの力の抜けた感も良かった。あと女優さんのある意味80年代の感じもすばらし。まさかあんなになるとは。

いやあ本当に冒頭の注意事項というか作品触れ込みは、あながちフィクションじゃないんじゃないかと思わせる精神性だ。本当漫画家である監督に届いたんじゃないかしらねえ。なんかリアルな感じがある。ラストの「悪魔のいけにえ」チックな内装ね。

いや監督のホラーやったるよ!の意識が物凄くよく伝わってきた。

本作から見た人がマイナス感情を誘発しているわけだからなあ凄い作品だ。

まさしくカルト作品の名に相応しい。

白石監督の「グロテスク」は、本作のリメイクなんかもと思い直した。

びっくりしたなあ。YouTubeでこのシリーズほぼ見れる。

いやあ嬉しいけど、大丈夫レィティング。まあ規制も時間の問題だと思われます。だからコンビニでH本分けてるのも意味あんのかなあと思いますよね。

いやあびっくったなあ。

血肉華、私の頭に確実に咲いたわあ。おっさんになってだが。
逆に若者にこれみせちゃアカンやつですねえ。これね。携帯も考えものだなあとそこまで考えちゃう携帯鑑賞でございました。

注意注意注意
いや下劣猟奇ホラーとしては、一級だす!

日本にもハーシャルゴードンルイスいるじゃん!って思っちゃった。

ほか続編、ファースト見れたら追いかけてみます。


だけど、こういうスナッフフィルムは、もうリアルスナッフやらDQN映像拡散で今や鍵付き有料高級ペイチャンネルTVとかしているのがナウな現状だと思ってます。リアル殺戮ショーとか絶対アメリカとかありそうだもんねえ。リドリー・スコットの「悪の法則」で描かれてたけど。まああるでshowしていると思う。

あーおそろしや
恐怖恐怖。



さて
日野日出志監督の
悪魔のモルモット血肉の華
伝説のギニーピック2 

本当に覚悟注意くだされ!
ホラーファンならぜひ!

追記
YouTubeで見れる見たい作品きっと探せば無数にある気がするのだが、さしあたり気になってるの
ゴダールの初期
ギニーピックシリーズ 
キューブリック「拳闘試合の日」
大林宣彦の8ミリ作品
衣笠監督「狂った一頁」
石井輝男「恐怖奇形人間」
デビッドリンチの短編

とかとか
あー調べると切りが無い、、、。
近所にビデオマーケットさんのような輸入映画ソフト屋があればいいが、ない残念。

SNSや映像コンテンツも未来、規制されるでしょう。ちょっとおかしい、冷静思考すると。だって、もし、ヘタしたら。小学生でも塾行く電車のなかでスマホ片手検索で見れちゃう(携帯制限あるけど)わけだからね。
どーもキューブ

どーもキューブ