黒羊

AVP2 エイリアンズVS. プレデターの黒羊のレビュー・感想・評価

3.5
「AVP2 エイリアンズVSプレデター」

NECA社、新作プレデター&エイリアンフィギュア発売記念ッレビュー。

今度のフィギュアはカプコンの名作アクションゲーム「エイリアンVSプレデター」の登場キャラクターである、プレイヤー側のプレデター2種!
敵キャラであるエイリアン3種!

そして!一番の悪者である人間側「ウェイランド湯谷」に洗脳された「マッドプレデター」までがフィギュア化ッ!

いやぁ…我が家のプレデター&エイリアンフィギュア置き場のスペースがそろそろ限界突破しそうなんですがね。買い逃すと二度と生産されないフィギュア達ですからね…

これは…荒れるぞぉぉー!(俺の財布の中が)


はい。レビューいきます。
他の方の点数で分かるように、エイリアンやプレデターに全くハァハァしない人が観てもぜーんぜん楽しくない映画でございます。

前作「AVP エイリアンVSプレデター」はファンも、ファン以外はそこそこ楽しめた作りにはなっておりますが、AVP2はファンでも微妙という仕上がり。

ダメな所は2箇所。

まず画面が暗い。
話の殆どが雨が降りしきる夜。エイリアンとプレデターが戦っているシーンも見づらい…モンゴロイド以外の人種は暗いシーンも見えるという噂もありますが、兎に角暗い。かなりマイナス。

そして脚本がクソ。
前作では信念ある女性冒険家が主役でしたが、今回はなんと!はるばる宇宙から地球にやって来た、相当な達人「プレデターウルフ」が主人公(そう願いたい)。

そりゃ感情移入できまへんよねwww

やるならプレデター目線でがっつりやればいいのに、アメリカのヘタレ少年と、他に男いるのにヘタレ少年とプールでオイタしそうになるビッチ子ちゃんとの青春白書なんかいらないんですよ…(下着にはなります)


しかし、ウルフの自宅や近所の設定が垣間見れるのはかなりのファンサービスなんですよね〜大塚家具もびっくりなセンスあるファニチャーは見所です。

( °д° )大塚家具!

ウルフはかなりの重装備で地球にやって来ます。何故なら同類プレデターやエイリアンの痕跡を消す「クリーナー(掃除人)」という職業なんですわ。

まぁクリーナーなのについうっかり人間狩って逆さ吊りしてもうたり、殺す気は無かったのについうっかりビッチ子ちゃんを刃物円盤で壁にめり込ませてヌッ殺したりとお茶目な一面を見せ、鑑賞者の心をキュンキュンさせ鷲掴み!!

( °д° )鷲掴み!!

そして今作は、前作では不憫な扱いだったエイリアンサイドに華を持たせてます。
人間を使ったエイリアン無双なグロシーンは必見ッ!強いぞ!速いぞエイリアン!

エイリアン映画の舞台は近未来の宇宙のどこかでしたが、今作では現代のアメリカの街並み。エイリアンが現代の地球でわっしょいする絵はこれが初めてですね。


…まぁ全然合ってないですけどね( ・᷄-・᷅ )

下水道にいるエイリアンや、マンホールから上がってくるエイリアン…うーむ。

やっぱエイリアンは地球の外で観たいですね。

エイリアンサイドのボス、プレデターとエイリアンの合いの子「プレデリアン」のデザインも中々秀逸!オサレにドレッド髪生やしてます!
女の子なのかなー?長い髪がキュート!

しかし…出番は少なく、ラストバトルもまぁ暗い中なのでよー分からん…

ファンは映画以外でプレデターウルフやプレデリアンにハァハァ出来ますが、そうでない人は、もしこの映画を観る機会があったら吹き替えで観て下さい。

登場人物の保安官の声は、ドラマ「24」のジャックバウワーでお馴染み小山力也が!

そして「24」で出てきた「レイチェル」役のレイコ・エイルスワースも出演。
「24」ファンにはたまらない展開ですね!


…と、まぁ色々書きましたが、2大クリーチャーファン以外は楽しめない、ファンも不完全燃焼になってしまうこの映画。

「プレデター」で最初に殺される役をやったシェーンブラック監督(アイアンマン3やナイスガイズ)の新作「ザ・プレデター」に期待しましょう。
黒羊

黒羊