20世紀フォックスが誇る二大モンスターであるエイリアンとプレデターが激突するお祭り映画の第二弾。
前作のラスト、プレデターに寄生していたエイリアンが誕生、ハイブリッドな新種のエイリアンに成長してしまい、プレデターの宇宙船はコロラドの田舎町付近へ墜落。
町の住人に寄生して増殖するエイリアンたち、そしてアクシデントを回収するために派遣された凄腕のプレデター。
何とか脱出しようとする住民たちを巻き添えにした究極の戦いの行方は・・・?
と、まあストーリーを要約するとこんな感じで、なかなか面白そうなんですが、出来映えは少し残念。
基本的に、エイリアンとプレデター双方の良い部分が削がれてしまっている印象を受けました。
特にプレデターは、プライドの高い孤高の狩人というイメージが全く感じられず、エイリアンの死体なんかは跡形もなく処分するくせに、自分が殺した警官の死体はいつもどおりに皮を剥いでそのまんまにしていたりして、一体何をしにやってきたんだと思ってしまうアホさ加減です。
お前は証拠を消すためにやってきた「クリーナー」のハズだろうと、つっこんでしまいましたよ。
映画全体の雰囲気も、単なるB級のモンスターホラーと化してしまっています。
大作といった感じがしないんですよねえ・・・。
下水道のシーンなんか、アリゲーターでも出てくるのかと(苦笑)
オチも、何度も描かれてきたオチだったんで、さすがに他の締め方を考えつかないのかと苦言をていしたい気分です。
大体、生き残った住民も秘密を守るためには生かせておけないですよね、普通。
あの後、消されちゃっているんではないでしょうか(汗)
まあ、凡庸な映画になってしまっていて残念です。
ブルーレイとしては画質もあまり良くないですね。ザラザラしていて精細感も無い場面が多いです。
暗い場面ばかりなのもストレスが溜まります。よって★ふたつです。
劇場、セル・ブルーレイにて