ペジオ

ウォーム・ボディーズのペジオのレビュー・感想・評価

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)
2.8
生きているということは心臓が動いていること
生きていくということはドキドキすること(byオードリー若林)

恋をする→何?この胸のトキメキは…→心臓が鼓動して血液が循環し出す→あったか~い→人間に近づく…ていう「理屈」は結構好き
だからこそ要所要所で納得しかねる部分を「ファンタジー」っぽく誤魔化す感じが勿体なく感じる
元カレを○○した主人公にヒロインが惹かれる部分とか、もうちょい説得力欲しい(ヒロインがビッチに見えちゃう)
たとえ実際の恋愛は「理屈じゃない」んだとしても(それも本当かよ?と思うけど)、フィクションにおいては男と女が恋に落ちるのには「理屈」が必要なんだから

「ガイコツ」の存在も掘り下げて欲しかった
「人間」は「ゾンビ」に対して随分と間口を広げたのに、「ゾンビ」は「ガイコツ」に対して「救えないから仕方ない」で済ますんかい!
もしかしたら人間は人間以外全て軽視しているというメッセージがあったのかもだが…いやないか…

まあ「ロミオとジュリエット」を下敷きにした上であの結末を選ぶ能天気さから察するに、言うだけ野暮なのだろう
これまでのゾンビ映画における「世界の終わり感」ではなく、恋愛で一番盛り上がってる時の「世界が輝いて見える感じ」を全面に押し出したという意味で新世代のゾンビ映画なんかな
だとすれば、好みの問題でしかない
ライトな感覚(少女マンガを読むような…好きな方スイマセン)で観れば、妙に「冷めた」性格の主人公が恋をして「熱く」なっていくのは恋愛青春映画っぽくて楽しめたが、せっかくの設定(「脳ミソ喰ったら記憶も共有できる」とか「倫理観を上回る飢餓感」とか)をもっと活かしてくれよという不満はありました