実之

ファンタジア2000の実之のレビュー・感想・評価

ファンタジア2000(1999年製作の映画)
4.0
BS 吹替版 (2018/4/1)

コンサート「ディズニー・ファンタジア・コンサート」公演/日本初演
指揮:サラ・ヒックス
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
ライブナビゲーター:高嶋ちさ子
(2015/4/25 17:30開演 東京国際フォーラム ホールA)
※『ファンタジア』と『ファンタジア2000』の一部の楽曲をアニメーションに合わせて演奏(解説部分は一切なし)


・前作『ファンタジア』と比べ間口の広い選曲とアニメーションになっていて好みが別れるところ。
『ファンタジア』からミッキーの「魔法使いの弟子」もデジタルリマスター版で登場します。

壮大な「火の鳥」が一番好き。初めて観たのはコンサートの生演奏・大スクリーンでしたがあまりの美しさに自然と涙が溢れた。

「動物の謝肉祭」より「終曲」は皮肉の効いたアニメーションに。「動物の謝肉祭」自体がパロディや皮肉たっぷりな楽曲のため“フラミンゴにヨーヨーを持たせたら”というコミカルなストーリーになっているのは味わい深い。
でもサン=サーンス好きなので別の曲で、コミカルではなく壮麗なアニメで見たかったのが本音。

IMAXシアター向けに製作されたそうでIMAXスクリーンなら「火の鳥」では生命の息吹と灼熱の炎が視界を覆いつくし、「ローマの松」ではクジラたちの舞う姿を頭上高くに見られたんだろうなあと想像。

半世紀に1作くらいのペースでファンタジアの新作をお願いしたいです。クラシック音楽とその時代最高水準の映像を後世に伝えるためにも。
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