この世界に氷河期が訪れた。
極寒の中生き残るにはある電車に乗らなければいけない。
その電車は暖かく、食べ物も最低限ある、しかし恐ろしい差別が存在した。
先頭車両に行くほど身分が高く最後尾の人たちは奴隷のように働かされる。
主人公たちはその人間以下の扱いにとうとうブチ切れる。
今こそ革命の時がきた...。
今この瞬間爆発しそうな、高めのテンションから始まり、初っぱなから見てるこちらをハラハラさせた。
世界が変わる前の暴力の前兆ほどワクワクするものはない。
シリアスなのかギャグなのか分からない狂気がところどころに現れ、ポン・ジュノ監督のバランス感覚は凄いと思った。
一歩間違えればなんだこの映画となりそうだけど、真面目なものと変なものを融合し独特の世界を作り上げる手法はやはり抜きん出てる。
アクションもかなり派手で、見ていてほんと飽きなかった。
