ATSUYA

スノーピアサーのATSUYAのレビュー・感想・評価

スノーピアサー(2013年製作の映画)
3.8
前へ進むぞ

ポン・ジュノ監督、ハリウッドデビュー作。
主演は何度も世界を救った男クリス・エヴァンス。
雪と氷に覆われた世界を走る、貧困格差が渦巻く列車の中で、再びクリス・エヴァンスは世界を救うことが出来るのか!?

ゴリゴリのCGフル活用でビックリしました。
ポンさんは次作の『オクジャ』でも多様なCGを活用していましたし、アメリカ資本が入るだけでこんなに変わるんですね。まぁ当たり前か。

クリス・エヴァンスはやっぱりカッコいい。
彼の顔を見るたびに鏡が嫌いになります。
IWの時、髭が総スカンを喰らっていましたけど、自分は彼の髭ズラが好きです。
『ギフテッド』や『ナイブズアウト』など、MCU以外にも良作が多いですね。

そしてそんなクリエヴァさんに対抗するイケオジ、ソン・ガンホさん。
彼も汚らしい髭を生やしていますが、それが超ワイルドなのです。思ったらより出番は多く無かったけど、存在感は抜群。

『パラサイト』に通ずるポイントが多々。
富裕層と貧困層の格差を「半地下」と「坂の上」の"縦"で表した『パラサイト』に対して、列車の「最後尾」と「先頭車両」の"横"で表した本作。表現の方法は異なれど、拡大する格差社会への痛烈な一発となっているのは変わらない。

広い社会だろうが狭い列車だろうが、そこに社会が文明が存在する限り、格差は生まれてしまうものなのか?
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