ポン・ジュノ作品5作目。
それまでの作品とは打って変わって近未来、
荒廃した地球、というか極寒に覆われてしまった世界が舞台。
グラフィックノベル（大人向け漫画？）が原作で、
アメリカ、フランスとの合作。
あのワインスタイン・カンパニーもかかわっており、
一気に世界進出した感のあるポン・ジュノ。
なんせ直前までアベンジャーズ（の撮影）でキャップやってたルーク・エヴァンスがいる。
世界中に撒かれた薬品のせいで極寒の地となった地球。
わずかに生き残った人類は永久機関によって動く列車の中で暮らしている。
最後尾に住む貧困層の人々は、奴隷のような日々を過ごすが、
ついに反乱を起こす。
最初は結構退屈。
設定的に説明しなければいけないパートが多めなので仕方ないと思うが、
暗く陰鬱とした印象が続く。
もともとがグラフィックノベルということもあり、
徐々に真実や真相が明かされていくさまは、まさに漫画のような作りになっている。
フムフム、なるほど、でどうなるの？？って気になっていって、
食い入るように次のセリフや展開が待ち遠しい。
それにしても、ソン・ガンホはいつ見てもソン・ガンホだな。
素晴らしい。
