この作品を観る前の期待は大きかったけれど・・・
『ルイーサ』に次いで2作目のアルゼンチンで作られた作品の鑑賞でした。ヴィゴ・モーテンセンの主演と制作国の珍しさに期待したサスペンスでした。
首都ブエノスアイレスで医者に従事し妻と暮らす男。子供に恵まれず妻との仲も冷え切り、毎日の医者としての暮らしにも閉塞感を感じ悩んでいた。
そこに、疎遠だった一卵性双生児の兄が突然訪ねてくる。末期がんの兄を殺して成りすまし、故郷の街へ向かった。その街には亡き兄の悪行仲間と若き愛人が待っていたのだが・・・。
期待したサスペンス感は薄い物に終始してしまいました。一卵性双生児としていくら容姿は似ていても、そこは育った環境や性格は容易に成りきる事は困難だろう。大学を卒業し医師に従事するような人間であれば当然、周知して居るべきである。
結末は推測できる展開で当然の結果を描いて居るだけにしか感じませんでした。
字幕版で鑑賞してみましたが、スペイン語によるセリフは何か馴染めない印象が強い事も乗り切れなかった要因なのかもしれません。