せびたん

カミングアウト・オブ・ザ・デッドのせびたんのレビュー・感想・評価

2.0
タイトルにオブザデッドがついてる映画を偏愛しております。邦題に迷ったらとりあえずオブザデッドつけろやっ!って言いたいくらい愛してます。笑

オブザデッド系の楽しさは、まず原題を確認するところから始まります。たまに原題のほうにもちゃんとオブザデッドがついてることがありますが、そういうときはちょっとびっくりして「これを観るのは今度でいいかな?」て思います(オイ…)。

原題と邦題のニュアンスの違いをネタにあれこれ妄想したあとで、あらすじ?作品紹介?に目を通すと、ここで1回笑えるはずです。本作ですとゲイの男性がパートナーを伴って母親にカミングアウトしに行くシーンがあるからカミングアウト・オブザデッドです。ええ、特に重要な設定ではありません。

観る前から笑えるなんて、なんとお得な映画でしょうか?
もう本編で笑えなくても許しちゃおっかなーって思いませんか?(思わねーよ!っていう幻聴が大きすぎて頭が割れそうです…笑)

この作品も、もうタイトルが「カミングアウト・オブザデッド」な時点で私は赦しています。そうです、オブザデッドとは「これから本編で何が起こっても赦してほしい」という作り手からのメッセージです。「そのかわり笑えるネタを置いといたからさ」と。あとは作品内で何が起っても、いやむしろ何も起こらなすぎることが多いんですが、全部ありだと思います。これがオブザデッド系のルールではないかと。ルール・オブザデッドではないかと!

この作品、グロさはかなりがんばってました。
人間の狂気も描けてました。
いろんなホラーからの引用もありました。
引用っていうよりパクリ?なんか微妙なとこ。笑
引用って難しいんだなって思いました(←いいフォロー)。

あとひょっとしたらアメリカという国について何か言ってた可能性がありましたが、そこは私のフィールドではないので。スルーで。どなたかアメリカのあれやこれやに詳しい方のレビューをお待ちいたします。

*******(以下は断片的な感想です)******

あと映画内では「イスラム系のテロリストによるゾンビ菌散布」が今回の出来事の原因だとテレビやラジオで報道されていましたが、ホントにそうなのか実は違う原因なのかは映画内では明らかになっていない点は大事かなと。勝手に思ってます。笑

イスラム系の女性がヒロインのホラーというのは初めてだったので新鮮でした。

別にこの題材はわざわざホラーにすることなかったんでは?と冷静に画面を眺めてましたがオブザデッドなのでOKです。
もうちょい前半できっちり組み立ててから、全部ゾンビでぶち壊していけば、オブザデッドはつかなかったんじゃないかなと。思ったり思わなかったりです。
せびたん

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