「”愛”よりも昔、”孤悲”のものがたり」
靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。
そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。
タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。
いくつになっても何かに立ち向かったり、前に進む時は勇気がいる。
上手く歩けなくなることだってあるし、立ち止まることだってある。
私もそんな時は無理せず、昼間っからビールを飲もう!
もしかしたら、素敵な出会いがあるかもしれないし!
そう思ったら明日から失敗したり落ち込んだりする事も楽しみになってくる。