「天気の子」「君の名は。」しか新海作品は観てないのですが、もうすこし知ろうと思った次第です。
言の葉の庭についての感想ですが
新海監督のべつの作品についても記載してしまうこともありますのでお許しください。。
ちなみに考察とかでありません。。
単なる感想です。
お話は、
偶然公園の東屋で出会った男女ふたり
社会にコミットしていく自信が無くなった女性。今いる場所に違和感を抱きながらも夢に向かって努力している男子高校生。
交流の末、お互い新たな一歩を踏み出す話です。
印象としてシンプルでありその後の2作よりも大人びたトーンでした。
雨、家出、東京、通勤風景
その後の作品でているモチーフがすでに存在しています。
展開としては大きな変化はないものの、
主人公が少しだけ成長する。
至極まっとうな流れだなとおもいました。
基本的には新海作品は
実際の風景にかぎりなく近いものの
ファンタジー世界なのだとおもいました。
ただ、門や扉に入ったら
そこから先はファンタジー。
ではなく最初からファンタジーが始まっており、そして出口もまたない。
その言及もない。ところも特徴かなとおもいました。
そして、ここでも
「世界の秘密」がでてきました。
天気の子でもでてきたフレーズです。
新海作品で大事な言葉かもしれません。
世界の秘密とは、、何だったのでしょうか。
詳しいかた教えていただけるとありがたい。。
個人的には見知った世界にも
「もう一つの可能性はあること」を示唆したものではないかと思いました。
君の名は。それ自体がテーマでもあるような気がします。。わかりませんが。。
彼女に対して
「世界の秘密そのもの」と言及することにも
納得ができました。
東屋で都合良く恋に落ち、自分の夢の話に理解がある、年上の女とそうは出会えません。
ここではないどこかを目指して東屋に行ってみました。逃げ込んだようなこんなとこに綺麗な女性と出会えていたら、、それは最高ですよ。
普通、会えないですから!という突っ込みを内在しつつすでにファンタジーは始まってます。しかし映画だからいいのです。
あるといいな、いるといいなの世界を見せてくれます。
あたかも現実の体にしてるところが新海作品のにくいところです。
このルールがわからないと普通に突っ込みを入れることになるのですね。
実写のようで実写でない、もう一つの世界の可能性。その存在を感じさせるため、超細密背景である必要もなんとなくわかります。
世界の秘密をさぐることが
新海作品の楽しみ方なんでしょうかね。。
ちょっと穿り過ぎた気もしますが
個人的にはまだ世界の秘密は分からないままです泣
いずれにせよ明確な世界観があるということは素晴らしいとおもいます。
話は兎も角、演出、色彩設計、編集、撮影までこなせる方はなかなか居ないと思います。 そこは単純に凄いことです。
次回作はジャンル映画とかやってほしいな、と。期待してます。