雨や水面の綺麗な描写に惚れ惚れ。1時間もない作品なのでさらっと観れるのですが、その短時間でこの包まれるような余韻の良さはすごい。
家庭事情や年齢や立場などから「大人であろう」とした二人が、二人だけの時間に支えられ「大人の前に、人間であること、自分の感情があること」をお互いだけにさらけ出せたように見えました。
階段のシーンの、あの涙と絞り出した声、抱きしめるというよりもすがりつくようなハグ、心が揺さぶられた。
エロくなるでもなく、くっつくでもなく、その後お互いがそれぞれの生活を歩んでいるのもある意味リアルでよかったです。