言の葉の庭の作品情報・感想・評価・動画配信

言の葉の庭2013年製作の映画)

上映日:2013年05月31日

製作国:

上映時間:46分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「言の葉の庭」に投稿された感想・評価

背景とアニメーションはもちろんだけど撮影処理が凄すぎる
Maina

Mainaの感想・評価

3.5
50分でサクッと観れる

雨💧の日
どういう気持ちになって
何を考えるだろう

孤独かと思われる2人が
雨の下で
だんだん心を寄せていくと思われたが、、

なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらんか きみをとどめん
3回目くらいの視聴になります。(録画※)
自分は何でもハッキリさせないと気が済まない性格なので最初に見た時は「気付くの遅すぎ!」「またモヤモヤする終わり方か…」と感じました。
合う合わないは分かれると思いますが、自分が歳を取ったせいか、何回か繰り返し見ていると「あ〜こういう曖昧にするのが好きな人もいるよね(主にユキノの事)」と、だんだん受け入れられるようになってきています。
まあ、タカオの言う通りユキノはズルい女ですよ。何回見てもズルい。でも直接的に言葉にする事はなくてもあんなにお互い求め合ってたのに最後はあんな感じなのか…とやや残念。

高評価にあたって個人的に大きいのは舞台が自分の生活圏内であるという点です。普段毎日目にしている街の景色が、肉眼で見るより何倍も美しい「新海フィルター」を通してふんだんに登場します。
ひとつ気になったのは、主人公達の高校は新宿高校がモデルになったそうですが「地下鉄に乗り換える」というセリフもあったように実際の場所は新宿高校よりも離れているものと思われます。
モデルも実際の場所も新宿高校なら、たまたまタカオとユキノが新宿御苑で出会ったのも頷けますが、何駅乗るのかは分かりませんが新宿から地下鉄に乗り換えていくらか離れた所にある学校なのにたまたま新宿御苑で二人が出会うのは無理があるような気がします。思い切って設定は新宿高校にした方が良かったと思います。

あと、ユキノが色んな靴を持っているんですよ。自分はよく分からないのでズレてたら申し訳ないのですが、年齢も若いのにこの職業でこんなにたくさん可愛いヒールのある靴を持っていて日替わりで履きこなせるものかと、雨の日にこんな攻めた靴を履いて外出する事があるのか、滑って危ないのではないかと少し気になりました。教師は若くて美人というだけで、おまけにチャラチャラしていると余計に他の先生や親や生徒達から目をつけられますので…

レーティングはGで全年齢鑑賞可能との事ですがエロい映画です。途中で「ああああああああ」となってしまうシーンがあります。逆にまだガキだったから、あんな大胆な事をしても顔から火が出たり手が震えて爆発したりしなかったのかも知れないけど、タカオだけはお願いだから16歳、いや、できたら17歳か18歳であって欲しかった。ついこの間まで中学に通ってた15歳高1の少年があんなに落ち着いていて逞しく頼りになる訳がない。

「靴」の意味、雨と晴れ、夢を追う少年、午前中、教師と生徒、不倫、タカオの兄と彼女、母親と彼氏、なんだか夢と現実が入り混じった、ファンタジーとリアルが同居しているような作品だと思います。
「雲のむこう、約束の場所」のキャラデザがアニメに寄りすぎてて好きじゃないのですが「君の名は。」がちょうど中間で理想がこの「言の葉の庭」だと思います。これを超えるともう実写でいいじゃん。アニメである必要がないよね、となりますが、言の葉の庭のキャラデザは写実的な背景美術にピッタリ合った、うまいバランスのデザインだったなと思います。

最後に監督のお言葉を。
 本作「言の葉の庭」の舞台は現代だが、描くのはそのような恋───愛に至る以前の、孤独に誰かを希求するしかない感情の物語だ。誰かとの愛も絆も約束もなく、その遙か手前で立ちすくんでいる個人を描きたい。現時点ではまだそれ以上のことはお伝えできないけれど、すくなくとも「孤悲」を抱えている(いた)人を力づけることが叶うような作品を目指している。
(監督 新海誠 2012年12月24日)


※2018/01/03 テレビ朝日「君の名は。」地上波初放送記念「言の葉の庭」「雲のむこう、約束の場所」連続放送を録画したもの。
中田

中田の感想・評価

4.5
2回目。
ただただ好き。流れる時間が心地良い作品


1回目 2015/12 GYAO!
雨の降る新宿御苑や、マンションの外階段にこの2人を探したくなってしまう。

リアルだけど美しすぎて逆にリアリティが無さそうでだから惹かれるような。

秦基博カバーの主題歌「rain」もとても良い。
進十九

進十九の感想・評価

5.0
新海誠はリアリティの求道者と感じた。

まずは風景。ビデオの特典で語っていたが、着色にめちゃめちゃこだわってる。
自然の環境光を意識して、あえて肌に葉の反射の緑を入れたり、人物の輪郭の光にこだわったり。
玉ぼけもバブルぼけだったりして、アニメとは思えないリアリティを産み出している。
新海監督いわく「新しい手法を発明した」。

音もそう。
風の音や鳥のさえずり、雨の音。雷鳴。
完全に本物。
自分が新宿御苑にいるんじゃないかと錯覚を起こす。
実は今朝、近所の里山に写真を撮りに行った。
その場所で、この映画に流れているものと同じ自然の音を聴いた。
いま、この映画をイヤホンで聴いている。
四十雀の鳴き声、テレビから聴こえているのか、
実際にわが家の庭で鳴いている声なのか。
イヤホンをはずして確認した。

そして、それらすべてがただただ、美しい。

風景だけではない。
人の心を突き詰めて、
とことん追い込んで、
観るものが気づいていない心の底にあるリアリティを突き付ける。
だから、脳でなく心がダイレクトに反応してしまう。
とどのつまりは号泣。
共感、なんてまどろっこしいものは必要なくて、
訳もわからずただ涙があふれてくる。

人は誰でも、多かれ少なかれ、なにかを抱えている。
そのなにかは、観ている者の人生に登場しないことがほとんど。
だから本当の意味で、登場人物への思い入れは難しいと思う。
ふつう、そんなに共感力はない。
でもそんなものは必要なくて、
監督は登場人物の内面をじわじわと観るものの心に染み込ませて、
最後にそれを一気に放出する。それが観るものの心を撃つ。
きれいなだけじゃない。
ただの恋物語じゃない。
新海誠は人生をまるごと表現して、感動を贈ってくれる。
shamcafe

shamcafeの感想・評価

3.5
なかなか良かった
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