キミシマユウキ

小さな悪の華のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

小さな悪の華(1970年製作の映画)
3.5
15歳の少女である黒髪のアンヌと金髪のロールは寄宿学校の親友同士。いつも2人で悪さをしていたが……

1970年のフランス映画。
その内容から各国で上映禁止になりアメリカと日本でだけ観れたとか!
実際にあった事件が元なんだとか。
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「私達はずっと一緒よ」


思春期の少女はどこか危険な香りがする。
彼女達も自分の可能性を知りたいのか、その時期のせいなのか、少し危ないことをしてしまったりするもんである。
だが今作の2人は”悪戯”では済まされない、引き返せないレベルまで行ってしまったのだ。
好奇心から超えてしまう曖昧な境界線。
うーん、フランス映画らしい甘美な作品です。

キャストは知らず!
主演の少女2人が美しい!
いや、顔はそうでも無いのだが
若さと妖艶さを併せ持ったあの魅力はなんだろう…。
あと脇毛処理してないのやっぱり見慣れない(笑)
金髪の方がモテ気味なのも面白かった。

若干自業自得な展開ではあるが、この儚さも含めて良いです。
『ロード・オブ・ザ・リング』のピータージャクソン監督によって同じ事件が題材の映画『乙女の祈り』も作られているそうなのでそちらも見てみようかな?

フランス映画好き、少女の成長が好きな方、そしく燃える少女達を見たい方にはオススメの作品(意味深)