どーもキューブ

刺青のどーもキューブのレビュー・感想・評価

刺青(1966年製作の映画)
4.0
増村保造、若尾タトゥー、蜘蛛が男を呼んでいる


原作谷崎潤一郎、脚本新藤兼人、監督増村保造。

刺青背負った若尾文子様の綺麗さ美しさを拝む映画だ。

谷崎の堅苦しくなりそうな原作を当時よく組んだ脚本新藤兼人と増村監督の

ひたすら若尾を魅力的ななまめかしい女郎グモにしたてる。

ピカレスク若尾が堪能できます。

決して下品にならず、

背中のくもが男をよせつけてかぶりつく若尾。

ラストの薄暗い闇のみつどもえは実に素晴らしい。

今こんな主役晴れる女優いるだろか?

いやいや若尾様だからできたのだ!

ある意味くも女の怪人なのかもしれない。

増村の手腕が生える白い肌といかがわしい汚いくもの対比。

素晴らしい!

追記
刺青を昔にしたて、
若尾、増村監督で、そして新藤脚本(このころ増村監督とよくタッグをくみます)。

ゲスになりがちなところを品でつつみ、若尾の女りょくで、しあげた
谷崎文品。

まいりましたの若尾様にただただ、

素晴らしい若尾文子という私にとっては、

昔の女優だった若尾さまに魅了されはじめた一作でした。

名女優を発見した、いや温故知新の、一作でした。

茶色い大映ビデオ鑑賞した思い出です。

2009年3月11日 13時09分