まりまり

永遠の0のまりまりのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
3.4
再レビューです。

平成になってからの太平洋戦争映画は、回想に始まり回想に終わる形が多い気がします。戦争体験者の老人の思い出話を現代の若者が真摯な表情で聞き入る。
それはどんなに悲惨な体験でも、時の浄化作用で美談になるのです。

この作品も例にもれず、本当の祖父の過去を辿る形。現代とリンクさせながら描かれる戦争映画は、どうしても遠い時代の物語になってしまいます。
なぜ妻子の元に帰る事だけが望みだった宮部が、特攻という絶望的選択をしたのか?
そこに至る経緯は描かれていますが、私には“死に向かって追いやられた”としか思えませんでした。

鹿児島県の知覧にある特攻の記念館を訪れた時に感じたような、散っていった若者への思い。
逃れられない運命の中に語られた家族への手紙。
全てオブラートに包まれた平成の戦争映画では感じる事が出来ないものです。

私は零戦も戦艦も大好きですが、
国が心理的に国民を繰るような(実際の)戦争は消えてなくなれ‼︎

今日12月7日「開戦前日」


※岡田准一の演技だけでこのスコアって⁉︎
イケメンだから…