劇場 No 121
80点
名画座の昭和館で ’日本・アメリカ それぞれの描く戦争’と題して
「ミッドウェイ」(No 122)との2本立てで再鑑賞
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弁護士を目指している青年・佐伯健太郎
彼は参列した祖母の葬儀で衝撃の事実を知る
それは現在の祖父とは血の繋がりがなく
別に特攻隊員として戦死した宮部久蔵という
実の祖父が存在していたということだった
健太郎は姉の慶子とともに宮部のことを調べ始めるが...
改めて「ミッドウェイ」と並べて観てみると
何とも言えない複雑な気持ちになってしまった
国籍に拘わらず戦争というのは
人の人生や家族の運命を
いとも簡単に壊してしまうのか
決して生きて祖国に還りたいと言えなかった時代
私だったら決して志願しなかっただろうし
どんなことをしてでも生き残る道を
家族のために探し出そうとしていただろう
平和ボケしていると言われる現代の日本で
誰もがあんな極限化の状況に置かれることはまず無いのだが
それでも宮部の思いを少しばかり咀嚼できたように感じた
そして、この国の未来を思い、憂う気持ちに
一点の曇りはないと言えると確認することができた
改めて劇場鑑賞できたことを昭和館に感謝したい🙇♂️
