アメリカが抱える問題をまたひとつ垣間見た。
永住権をめぐる移民問題を、様々な人々のエピソードを通してわかりやすくお話としてまとめてある。それぞれのエピソードは独立しているんだけど、微妙に繋がってたりするので、面白さもあるし、集中切らせずに最後まで見ることができる。
様々な人種の人々の日常をうつしながら、それぞれの文化や直面する問題を映像で上手くみせている。
グリーンカード、帰化、違法労働、強制退去などアメリカで生活するための決まり事に関する知識はある程度必要。はてな？と思う決まりもあったりして、ちゃんと調べたくなる。
死ぬ思いでアメリカに移住したはいいが、永住権を得られない外国人が、強制退去、本国に戻れと言われても、戻る先は命の保証もない場所だったりする。
だったらみんなを受け入れれば良いではないかと言っても、そう簡単でもないだろう。これだけ広くて大きな国をまとめるのって、本当に大変。アメリカだけの問題ではないだろうし。
とにかく考えさせられる映画だった。
