暴力人間の作品情報・感想・評価

「暴力人間」に投稿された感想・評価

 この映画の暴力シーンはどう見てもホントに殴ってる。
 パワハラや洗脳まがいの恫喝が横行するQ大学映画部が、二人の「暴力人間」によるレイプとリンチで破壊されていく様子を描いたフェイクドキュメンタリー。視点人物であるQ大学三回生・白石の胸臆に渦巻く暴力へ対する恍惚と不安、映画製作へ対する激情がレンズを通してヒシヒシと伝わってくる怪作。
 不可視の暴力を振るう組織や権力者が、物理的な暴力を振るう巨大な個人によって瓦解していく様を、ときに痛快に、ときに凄惨に、しかし常にコミカルに描く手法は、不可視の霊障に対して金属バットで対抗する『コワすぎ!』などの心霊モノにも敷衍できるものであり、後に制作されるリメイク作品『バチアタリ暴力人間』を筆頭に多くの白石晃士作品に通底する作家性なのだと思う。
 
おたけ

おたけの感想・評価

3.4
白石晃士監督が学生の頃作った作品

当時所属していた映画研究部の上下関係が厳しかったことを土台にして作られたフェイクドキュメンタリー!

部内の上下関係で問題を起こした同級生、笠井と稲原を主人公にドキュメンタリー映画を撮ろうとするが、次第に二人の暴力に支配されていく撮影チームがリアルで面白い😄
本当の暴力を見た
ふに

ふにの感想・評価

5.0
面白すぎる
今まで観た白石晃士のフェイクドキュメンタリーの中で一番ホンモノだった。すげえ。白石晃士の反撃アツすぎる。

このレビューはネタバレを含みます

控え目に言って傑作。

同じサークル仲間でここまでクオリティの高い脚本と演技を初監督で撮っていたらそらこのあとは異世界とかいくわな。

終盤になるにつれモキュメンタリーだと分かるけど、それにしても笠井と稲原のほんもの感はまさに日本版『ありふれた事件』のよう。

直接の暴力はもちろんのこと白石監督の目線から、小心者が暴力に加担していくことの高揚感や恐ろしさが伝わってくる。

他の部員やOBらの使い方も振りと落ちが効いてて面白い。

おそらく本当の文化祭でのゲリラ撮影が時代の空気も感じて好きな場面だな。

何が起きても決して撮影をやめない白石スピリッツは処女作から一貫していた。
わるみ

わるみの感想・評価

4.2
昔から性格悪いわ
白石晃士初の長編映画。もちろんモキュメンタリー。

「好きな映画監督は?」
「山本晋也。知らねぇの?鉄男2最高だぜ」
「…鉄男2の監督は山本晋也じゃなくて塚本晋也」
「…」
「…」
「ぶふっw」
「何笑ってんだお前?はぁ?塚本晋也?山本晋也で合ってんだよ!分かったかコノヤローっ!」
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