大学の研究合宿で海を楽しむ教授と生徒たち。
乗っていたクルーザーの船底にサメの死体が絡まり、浸水してしまう。
修理するため海に潜るローラだったが、彼女は信じられない恐怖に襲われる。
タイトルどおり頭が二つあるサメが暴れまくるパニックムービー。
サメの頭が2個あったら怖くね? って感じのサメ映画。
サメの頭を二つにするという、強くする方向性を間違える感は地雷サメ映画としては正解。
最初のインパクトは凄かった。
『ジョーズ』は少しずつ近づいてくるような怖さがあったけれど、これは冒頭でいきなりガブッときて、次はいつだ、みたいな感じ。
最初は、頭ふたつのサメって間抜けな絵面だと思っていたんです。
でも、想像してた以上に凶悪。
登場人物が多いなって思っていたら、通常なら1人1人殺していく所を、今作はダブルヘッドなので2人ずつ殺す為なんだね。
アホな事をやって死ぬ奴や、エロい事をしようとして死ぬ奴、ズルい事をして死ぬ奴、何故か死ぬ奴、生き残りそうだったのに死ぬ奴など、様々です。
しかし、ダブルヘッドを活かした演出が二人いっぺんに食べるくらいしかないのは残念。
あと、個人的に生き残ってほしいのが3人ほどいましたが、そのうち2人が死んでテンション下がりました。
「サメの頭が分かれている付け根の部分は安全地帯」 ということに気が付かされたのは結構衝撃だった。
正に盲点だね。
実生活ではまったく役に立たないけど。
しかし、今作の見所はそのサメだけではなく、無駄に多いお色気要因たちです。
トップレスになるのは2人だけで、あとは水着だけ(って言うか全て水着シーン)です。
カーメン・エレクトラは相変わらず綺麗でおっぱいでかくて大好きです。
まぁ細かいツッコミ所は多々ありますが、あげていけばキリがないので省略。
あと、ダブルヘッド・ジョーズのCGはいいんだけど、他のCGがしょぼい。
あと、サメのぬいぐるみがしょぼい。
全体的にチープさを感じるのは否めませんが、地雷サメ映画ものとしては不覚にも結構面白かった。
おそらく、これとは比較にならないほどのクソサメ映画を知っている影響だろう。
興味があれば『ジョーズ・イン・ジャパン』『デビルシャーク』で検索してみてください。
しかし、ダブルヘッド・ジョーズが生まれた理由を突然変異の一言で済ましてしまうのはすごいなぁ。。。