イチロヲ

官能教室 愛のテクニックのイチロヲのレビュー・感想・評価

官能教室 愛のテクニック(1972年製作の映画)
4.0
悶々鬱々とした生活を送っている童貞の男子高校生(中村良二)が、憧れの女教師(田中真理)の心を射止めるべく、盲目的な暴走を繰り広げる。女とヤリたい盛りの少年が、性愛の在り方を諭される系統のロマンポルノ。

高校生役の俳優がまったく高校生に見えないところや、女教師がノーブラで教壇に上がっているところなど、ナンセンスを楽しむための作品。田中登監督の映画術も発揮されており、童貞君による妄想イメージと濡れ場のフィルター処理が印象に残る。

田中真理に接近することになる中年教師(益富信孝)が、同性から見てもホレボレさせられる立ち位置になっている。仕事と性生活の両方が充実しており、たとえ生徒に醜態をさらしてしまっても、教諭としての格を落とさずに事態を収束させることができる。本当の意味でのカッコいい大人。

視野が狭い童貞男子と海千山千の男性教諭が、女神(田中真理)の引き立て役に徹するという、ロマンポルノの王道パターン。童貞期を長く過ごした男性ほど、骨身に染みてくる作品。