ホロコーストから生きて帰った生存者のインタビューを中心に、虐殺の悲惨さを炙り出したドキュメンタリー。
ホロコーストを掻い潜ってきた生存者達の声が当時の映像をより薄明に晒していて悲しい気持ちを超えてくる。
映像だけであれば過去にも観たことのある悲惨なものなんだけど、当事者の声が乗っかることによって現実味を帯びるんだなと。
編集の仕方ではあるけどあの医師はなかなかの酷さだった。
本人は全く悪びれていない。
それはそうだ、視点を彼に変えればたちまち彼のやった事は仕方ないことになるだろう。
これが人間の最大の弱点であり性質であり仕方ないことになのだろう。
最低限人を傷つけずに生きていく事を意識するしかない。
歴史的な発見、気付きなどはあまりないドキュメンタリーだった。ただただ悲しく悲惨。