“白いブロックの１つをピンクに”
ドラン監督の中で1番好きな作品。
映画としての時間も、
作中での時間の流れも長い。だから、
フレッドとロランスの長い一緒にいた
時間を知っているから、
ラストシーンが本当に染みる。
この作品を初めて見た時、
このラストシーンで鳥肌が立ちすぎて、
なんて言葉で表したらいいか分からない
気持ちになりました。
私の好きなアーティストの曲に
こんな歌詞があります。
「2人は全部 全部 出し切った」
フレッドとロランスの愛はまさに
そんな感じで。
性を超越した愛は存在するし、
それは別に異端でもない、と
私は考えるけれど、そう簡単に
いくものでもないよな。
登場人物の顔がアップのシーンが
多かったり、部屋の中にザバーッと
水が流れ込んだりと
大胆な心理描写も好き。
