ヴレア

わたしはロランスのヴレアのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
3.6
物語的にはよくある話だと思うし、そんなに真新しさは感じなかったが、やはり多くの人が語っておられるように映像センスがとても凄いよね(←語彙力の無さよ)

色彩感覚だったり、何か感情に変化が起きた時に急にPVみたいな映像と音楽で説明したり、それでいて落ち着いた会話のシーンではカメラもどんと構えて完璧な構図で写し出したり、ジャンプカットだったり、同じ空間に居る2人を敢えて荒いカメラワークで交互に撮る事により2人の距離感を演出したり(←合ってるかな)、さらにはリアリティーを無視した幻想的な演出の数々(口から蝶とか、天井から大量の水とか!コントかよ)

で、なんかよくわからない内に3時間経過していて、物語自体はそこまで面白くなかったんだけど(←ここ重要)、色々と視覚的に楽しませてもらったのでこの位の点数かなと(←何様)
でも、約3時間で1人の人間の10年の経過をちゃんと感じさせてくれたのでそこは良かった。主人公が最初と最後じゃ全然別人になってたもん。
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