わたしはロランス(2012年製作の映画)

LAURENCE ANYWAYS

上映日:2013年09月07日

製作国:
  • カナダ
  • フランス
  • / 上映時間:168分
    監督
    グザヴィエ・ドラン
    脚本
    グザヴィエ・ドラン
    キャスト
    メルヴィル・プポー
    スザンヌ・クレマン
    ナタリー・バイ
    あらすじ
    30歳の誕生日、国語教師のロランスは恋人のフレッドにある秘密を打ち明ける。 「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」 それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難する。2人がこれまでに築いてきたもの、フレッドが愛したものが否定されたように思えたのだ。しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランスの最大の理解者、支持者として、一緒に生きていくことを決意する。メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、モントリオールの田舎町で生活するのは困難がつきまとう。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、ふたりはお互いにとっての"スペシャル"であり続けることができるのか…?

    「わたしはロランス」に投稿された感想・評価

    ドラン先生、相変わらず映像と音楽の掛け合わせが素晴らしい。とにかく音楽のチョイスが素晴らしいです。女装初日のシーンなんかカッコ良くて、思わず前のめりになってしまった。

    ”愛のジレンマ”といいますか、いたってシンプルなテーマではあるけれど、その中でも一瞬一瞬、愛することの美しさを画面いっぱいに鮮やかに描いているのはドラン先生の感性が素晴らしいとしか言いようがないです。
    なんか、うん、さすがドラン先生、納得ですよね。
    「こっちを見て。視線は空気と同じぐらい大切」だからこそ、映画の始まりがいろんな人たちのこっちを見ている姿だったんだなと。この作品を見る時、あの人たちの目線には何が写っていたんだろうって考えながらみてた。次観る時には、今回とは違った見方に見えるんだろうな。楽しみ。

    女性として生まれるはずだったのに、男性の見た目で生まれてたロランス。恋人のフレッド。2人それぞれが悩み、葛藤し、もがいていた。もし、フレッドのように、自分のパートナーに女になると言われたら。彼が彼女になっても今まで通り、その彼女は愛している人には変わらない。愛してるから理解したいけど、奥底では理解できない自分がいて…その苛立つだろうし、自分を嫌いになってしまいそう。

    「普通」ってあんまり好きじゃない言葉。
    だけど、よく使ってしまう。きっと周りからはなんとも思わないだろうし、それは全然いいと思う。ただ、自分のために意識しよう。


    色の使い方、音楽、カメラワーク、キャスト、、グザヴィエ・ドランが創り出す世界観は圧巻。特に好きなのは、色。1つ1つの単色がぶつかり合わずに1つの画面に混在していて、すごく綺麗。あの服が降っているシーンは、ミュージックビデオを見てるようだった。
    好きなシーンは、沢山あるけどその中でもロランスがまだ男の見た目で教師だった時に、生徒のテスト時間に爪にクリップつけてマネキュアっぽくしてたのが好きだった。
    けっこう重い内容で尚且つ3時間という長めの映画にもかかわらず、その重さを感じさせないようなアーティスティックな映像美と長さを感じさせないような心地の良いテンポと音楽、ストーリー流れの速さ。
    ラストが2人の出会いのシーンだったのも、素敵だった。邦題が良いなぁとラストを見てしみじみと思った。
    この作品を24歳で作ったグザヴィエ・ドラン監督はやはり天才だと思う。
    ドラン作品、いまのところ毎回鑑賞後の精神的ダメージがひどい 今作に関してはもう序盤からずっと苦しかった…
    でも、ポップな映像や音楽も相まってか飽きることなく観られました
    10年も馬鹿正直(ではない?)にひとりの人を愛せるって素晴らしい
    期待を裏切らない!良き!
    飽きちゃった 楽しみにしてたけど 感情移入できなかった LGBTがじぶんに当てはまらないからか 映像綺麗なのはもちろん
    本当に性って難しいと感じた。
    私だってきっと、この映画の中に入ったら、ロランスを好奇の目で見るその他大勢のうちの1人だ。

    グザヴィエドラン監督は登場人物の感情の起伏を描くのが本当に上手だなと思った…
    視覚・聴覚が研ぎ澄まされるような感覚だった。
    すごくアーティスティックで、この人は天才なんだと思わざるを得ない。

    最後のシーンは切ないけどすごく良かった。



    p.s.
    マミーを先に観ていたから、アントワーヌオリヴィエピロンとスザンヌクレマンが出ていたのはビックリしたし、ちょっと嬉しかった。
    ドラン監督、同じ人をかなり自分の映画に出演させてる?んだね。
    たぶんこの作品は、性別についての問題に限らず、どんなカップルにおいても訪れることのある、別れの危機を描いてるんじゃないかな って。
    だからこそ、ケンカのシーンなんかを観ていると、すごく身近に感じられて 観入ってしまった。

    ラストシーンが ほんとにせつない。
    あのラストシーンからエンドロールの音楽に繋がるところで、胸がぎゅーっと苦しくなった。
    すごく愛し合い、求め合い、濃い恋愛をした ふたりの10年を想うと、なみだがでちゃった。

    そして、大量に噴き出す水、空から降ってくるカラフルな服、舞い上がる落ち葉、そして それらのシーンで流れる音楽、などの、視覚と聴覚に訴えかけてくる演出が とてもかっこよかった。
    性別に対する世間の偏見は
    大きくて
    愛だけじゃそれを乗り越えるのは
    難しく2人は別々の道へ歩んでいく

    グザヴィエドランだからこそ
    描ける視点

    ラストのシーン好き(ウインク)
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