最愛の大地の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

最愛の大地2011年製作の映画)

IN THE LAND OF BLOOD AND HONEY

上映日:2013年08月10日

製作国:

上映時間:127分

3.4

「最愛の大地」に投稿された感想・評価

ゆず

ゆずの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

たまに姉からベビーシッターを頼まれながら、画家として生活していたアイラ。恋人とバーで踊っていたところ、突然爆発が起きる。生き延びたものの、地獄絵図のような店内を見回し呆然とするアイラだったが、これは3年半に渡る長い紛争の幕開けにすぎなかった。

ラブロマンスだと思ってたら戦争映画だった。紛争前は恋人同士だった2人が、セルビア系とムスリム系だったことで突然敵同士になってしまう。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争におけるムスリム狩りや、セルビア軍に捕まった女性たちがうけた性的暴行について。ホロコースト映画と変わらない、重たーい内容。
見終わってぐったりしてたら「監督:アンジェリーナ・ジョリー」って出てきてびっくりした。
NESSA

NESSAの感想・評価

5.0
アンジー初監督作品!!!
戦争の悲惨さを伝えようとするアンジーの心がすごく伝わってくる!!
May

Mayの感想・評価

3.0
アンジョリナ ジョリーの初監督作品!
あまりにショッキングなシーンが多くて目を背けたくなったけれど。悲惨な実態をちゃんと見ないと!って思いました。

戦争とはこれほど悲惨で愚かな事なんだと痛感しました。
 比較的最近の現代の戦争というか紛争を扱った映画。我々敗戦国日本人は先の大戦後の世界で起こる戦争には対岸の火事。ストイコビッチやオシム監督の語る言葉でやっと知る日本人も多かったと思う。同じ国の国民でありながら対立して、戦争=虐殺まで起こしてしまう人間の性はやはり経験しないと実感しにくい。日本人にとって西南の役なんて日本史の単語でしかない。現代の普通の生活を営む女性が、ある日突然戦争で恋人同士が敵対し、最終的には殺しあうという現実はこの地球が繰り返した人間の本質。アンジーが渾身の長編映画として監督をしています。アンジー監督の渾身の一作
YokoGoto

YokoGotoの感想・評価

3.5
アンジェリーナ・ジョリー初監督作品。ボスニア・ヘルツゴビナの内戦で引き裂かれた男女を通して、内戦で起こった悲惨な情景を綴った作品。

アンジーが、約10年前に国連難民高等弁務官(UNHCR)の特使として初めてボスニアを訪問した際、難民キャンプに収容されていた被害女性から直接聞いた話が基になっている。

ひたすら、アンジーの熱い想いが伝わる作品。
映画としてもまとまっているし、なによりも、怒りにも似たアンジーの、魂が込められている。

物語は、愛し合う男女が引き裂かれる数奇な運命だけでなく、紛争により、女性がうけた残酷なレイブ被害、そして人間としての尊厳を失うほどの過酷な扱いを、細かな描写豊かに描かれ、目を覆いたくなる現実を見せつけられ言葉にならなかった。

ムスリム人の女性とセルビア人の将校。この設定が何を意味するのか、ラストシーンで露わになる。

女性監督ならではであろう。
描写の視点が素晴らしかった。

身震いどころではない、気分が悪くなるような出来事にも、果敢に真っ正面から向き合ったアンジーがアッパレである。

この内戦で、7万人の女性がレイブ被害にあい、世界で始めて、人道的罪として認められ裁かれた。つい20年前の出来事に、そのリアリティに感情移入させられ、問題提起の札を投げかけられるような作品。
こういう社会派作品は好きだ。
nico

nicoの感想・評価

2.5
ジョリーが取り扱いそうな題材だなぁと感じました。

目を覆いたくなることばかりだが、戦争がある場所では常に起こっていることであると思う。何百年と世界で戦争が起き、同じことを繰り返している.....

戦争とはなんとも愚かで、しかし、人が狭い地球で生きていくためには必要な行為なのではないかと、誰にも解けない問題であることは間違いない。
ku373

ku373の感想・評価

2.0
美しいんだか美しくないんだか。。主人公を取り巻く環境だけがちょっと綺麗事過ぎる気がする。
knsk

knskの感想・評価

3.9
紛争において私達まで情報が届かない部分も描写されててよかったです。
昨日まで友人だった人が敵になる、異なる文化を持った者通しの恋愛、虐殺、レイプ、かなりずっしりくる映画でした。
力で制圧される世界情勢が恐ろしいなと感じました。
アンジーの伝えたい事がなんとなく分かった気がします。
KANA

KANAの感想・評価

3.5
'90年代に泥沼化したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を舞台に、セルビア人とムスリム人のカップルの運命を描いた作品。
いきなり目にすることになる兵士による公然としたレイプシーンに始まり、容赦ない虐殺、暴力、そしてまたレイプ描写の連続で、胸が締め付けられる。これはロマンスが生き抜く話ではなく、愛まで民族紛争に飲み込まれるという非情極まりない、救いのない話。単にアンジェリーナ・ジョリーの初監督作だからという名目だけで観るにはキツいものがあるので注意が必要。
歴史を振り返る限り民族対立というのは普遍的であり、肉親が犠牲になったりすると綺麗事など言っていられないのが人間の性だろう。ダニエルとアイラの関係も常に不安定で、そこには真の愛だけでなく憎しみも含まれる。絶望感に打ちひしがれながらも従うしかないアイラよりも、父親が将軍で自身も将校という立場のダニエルのほうが精神的に破綻していくのが手に取るようにわかった。とろけるような紳士的な優しさを見せたかと思えば超サディスティックになったり。
全編ショッキングだけど、ラストはとどめを刺され、ただただ呆然としてしまう…。現実と向き合うアンジーのシビアな姿勢が伺えた。
残念なのはアイラのダニエルに対する愛情の描き方が弱い点と、ビジネス的な事情なのだろうけど現地語でなく一貫して英語だった点。
アンジェリーナ・ジョリー渾身の監督デビュー作♪

映画の中の女性たちの、声にならない悲痛な叫びが、胸を締め付けました
そして、最後には
私の中の感情が、声にならない悲鳴を上げました・・・

戦争の不条理に翻弄される、男と女
一言で言えばラブストーリーなんですけど
愛は障害(人種)を乗り越えられるのか?という主題以上に
もっと根の深い問題がそこに提示されていて
女性目線で綴られる物語がまた、女性目線だからこそと言うべきでしょうか・・・
人権や命といったテーマが、さらに鮮烈に描かれているような気がしました

絵画で始まり絵画で終わる・・・
画家という主人公の設定が、とてもよく活かされた演出

ダニエルがとった最後の行動には、思わず手で顔を覆ってしまいました・・・

淡々と物語りは進みますし
ややブツ切りな印象を受けましたが
脚本も自ら書き上げたアンジー
この作品そして、止まない紛争に対する、彼女の強い思いは
とてもよく伝わってきました

「そうするしかなかったのか・・・」
そういう問いかけが、こだまになって止みません
過酷な運命が、2人の愛を爆音と共に引き裂いてゆきます
観ていて辛い映画でしたが
アンジーが監督ってので、その現実(結末)を受け入れられたっていう部分もあるのかもしれません