シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

ウォッチメンのシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2009年製作の映画)
3.9
丁度今から十年前に原作コミックを買って以来のファンです。アメコミの奥深さを知った作品。
スーパーヒーローというヴィジランティズム(自警主義)の当否や正義の有り様、正義と犠牲と平和の哀しい三角関係など、考えさせられる事が多い作品です。
原作はずっと好きでしたが、映画はなかなか観る機会がなく初視聴。
この原作再現度は凄いね!
特に、コメディアン(ヒーロー名)とナイトオウルがヤバい。実写版に違和感がないわ。
オジマンディアス、Dr.マンハッタン、ロールシャッハ。それぞれの正義には一定の理と誤りがある。正義のための犠牲はどこまで許容しうるのか? 正しいけれども納得がいかない結論、正しくないかもしれないけど人間らしい結論、というのもあるんだよね。多くの人がロールシャッハを好きなのも、だからだと思う。
スーパーヒーローの正義は誰がチェックするのか?「誰が見張りを見張るのか」というウォッチメンのタイトルに込められた意味は深く重い。