emily

フィレーネのキライなことのemilyのレビュー・感想・評価

フィレーネのキライなこと(2003年製作の映画)
2.8
自由奔放で勝気で謝ることが苦手なフィレーネ。彼氏のマックスと幸せな日々を過ごしているが、演劇の勉強のためニューヨークへ行くことになり、彼の後を追いフィレーネもニューヨークへ。しかしわがままな態度で周りに迷惑かけっぱなしで。。

オランダ発のコミカルポップなハチャメチャなコメディ。心情の描写が大げさな切り口でダイナミック。宇宙飛行士を用いた描写はやりすぎ感がありながら、フィレーネの性格にしっかり寄り添ってる。インテリアや友人たちもぶっ飛んでおり、時折荒い画質でPVのようにスタイリッシュに見せたり、カメラ目線で話しかけてきたり、盛りだくさんの演出でフィレーネにイライラさせられながらも、シンプルなメーセージに収まって行く。

奥底にある不器用さやシンプルな言葉を口にする事ができないもどかしさは、当たり前であるからこそ難しく、シンプルなことこそ大事だったりする。
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