ウォッチメンの作品情報・感想・評価

「ウォッチメン」に投稿された感想・評価

雄貴欠

雄貴欠の感想・評価

3.8
ここまで人間臭いヒーローに出会ったのは初めて。ヒーローが1つの役職としてあるし、色々な出来事に関与している世界って設定もすごく好き。
後ロールシャッハがマジかっこいい!ヒーローが人間臭い感じもたまらない(1人を除いて)
リアルな歴史とクロスオーバー
2回はみないと内容が難しくて頭に入ってこなかった

このレビューはネタバレを含みます

 興行的には成功とは言い難い作品なのかもしれないが、最近流行のアメコミ映画の中でも言わずと知れた名作中の名作。
 監督ザックスナイダーのその後の作品群を観ても、事実上ザックスナイダー最高傑作だと断言できる作品。
 原作者は、アメコミヒーローがちんけな泥棒を捕まえるような役割に甘んじていることに不満があったという。ヒーローたるもの世界平和や人類を導くような存在であるべきだ、との思いが『ウォッチメン』を生んだ。
 オチとしてはいわゆる功利主義である。全体の利益を守るためなら、数人の犠牲は仕方が無いという割り切り。現実の政治の世界ではこのような非情な決断が求められる場面が多々あるのだろう。悲劇のヒーロー、ロールシャッハには誰しもが共感するであろうが、Dr.マンハッタンを責めることもできない。ベストな解は無い。ベターな選択があるだけ。
 『ウォッチメン』のような大人の視聴に耐えるアメコミ映画が今後も作られることを切に願う。
アメコミ映画の中ではかなり深い映画。
「大義のために犠牲はやむ無し」この考えはいつの時代も変わらないのかもしれない。この映画ほどの重みが今のアメコミ映画にはあるのだろうか…
大季

大季の感想・評価

3.3
アベンジャーズみたいなのを想像して見たら大間違い。笑笑
結構ダークな感じ。
スカッとするようなヒーロー映画ではない。ドロドロしている。

このレビューはネタバレを含みます

ウォッチメンTVシリーズ始動&ドゥームズデイクロックが盛り上がってるので投稿

公開時は興味がなくノータッチでしたがDVDレンタル後暇つぶし程度に鑑賞。度肝を抜かれました。
基本アメコミ映画は単純明快、市民を助け悪を倒す王道。
この作品はヒーロー映画であってヒーロー映画ではありません。

ヒーローとは?正義とは?悪とは?
何が正しく、何が過ちなのか?
誰が監視者を監視するのか?
様々なテーマがこの作品にぎっしり詰まってます。
自分はコミックも読んだのですがはっきり言って半分も本筋を理解できてないです。
それ程までに難解でリアリティに長け、政治やアメリカの歴史をなぞる構成です

現実にヒーローがいるのならどのような展開になるのか、とてもリアルに表現されてます。
かといってそのヒーローは皆から信頼され希望を託されているのか?
いいえ違います
本作のヒーロー達はやり過ぎた暴力紛いの正義を振りかざし、市民達から煙たがられ
果てにはヒーロー禁止法が発令されヒーロー活動は違法となった世界です

ただ1人活動を続ける本作の重要人物
ロールシャッハことウォルター
自分はこのロールシャッハ目当てで映画もコミックも楽しんでるようなものです
ひたすらカッコいい、アメコミヒーローで1番好き

1986年
冷戦の真っ只中が舞台の今作
そして
冷戦の真っ只中に発売された漫画
それがウォッチメン

当初、このウォッチメンを手に取り読んだ人達に是非聞いてみたい
ウォッチメンを通してこの現状、この現実とどう向き合ったのか?
そしてもしウォッチメン唯一の能力者、Dr.マンハッタンの様なヒーローがいたらどう思うか?
無限に広がる空想が彼らをどう導いたのかファンとして気になる所です


この映画例えるならダークナイトに近いですが、ダークナイトと比べてしまうと地味で長ったるいです

とりあえず原作にとても忠実で再現度は高いです。

尺の為あれやこれや省いてるのはありますが、衝撃波のシーンでアップになった2人組の男性はあの2人か、

などコミックを読んでいれば分かるシーンがいくつかあったのでコミックを読んでから映画を観た方が楽しめるかと思います。

映画でさえ濃厚かつ難解なストーリーがコミックではさらに難解、まるで小説を読んでる気分でした。
読んでも読んでも文字・文字・文字
正直嫌になるくらい
小説愛読者にウォッチメン読んでみてよ!と進めてみたい程

ですがそれぞれのキャラクターが細かく描かれ、更にミニッツメン世代の内容もぎっしりなのでお腹は膨れます、膨れ過ぎます


数あるアメコミヒーローの中でロールシャッハは断トツで好きなヒーロー

スーパーパワーは無いがボクシングの経験と切れる頭脳、
情報を聞き出す為に相手の指をボキボキ
そして死んでも妥協を許さない超人的精神力の持ち主。
マスクを取れば無職、終末は近いと書かれた看板を持ってほっつき歩いてる、
身長167と少しチビ
などギャップの激しさもまた面白いです。

そして重要なのがラストのロールシャッハの行動
彼の行動は視聴者からどう映るか
それは視聴者次第で変わると思います
文字通りロールシャッハテストの様に


ウォッチメンの過去編を描いたコミック
ビフォアウォッチメン:コメディアン/ロールシャッハの格好良さ、やばいです痺れます。
ヒューマンならではの戦闘、そして絵の描き込み具合が半端じゃない
50冊ほどコミックを読んでますが、これを超える物はそうありません

ただし原作者アランムーア氏はビフォアシリーズ認めてないらしいですが…

そして
ラストのオチ改変は批判されがちですが、実写映画でありリアリティを出す為に変えたのなら納得いくっちゃいきます

マンハッタンはスーパーマンを超える超人ですから、そいつが牙を向き、人間どうし戦争なんかやってる場合じゃないと。

ですが映画のラストは少し暴力で解決だ!
とヒシヒシ伝わってくるのでう〜んて感じかも、それとマンハッタンがひたすらに可愛いそうだと感じた
オジマン殺しちゃってもええんやで…とは思いました

コミックではエイリアンが来襲し街や人々を攻撃したかのように見せかけたヴェイト

「悪質なジョーク」

ストーリーの鍵を握るコメディアン、ラスト周りはコミックの方がキャラや台詞の関連性があり楽しめましたね
あり得ない事が起きた
我々が戦争をやってる場合じゃない
手を取り合いこの現状を打破するのだ!
みたいな

今作はかなり人を選びます。

派手なアクションシーンは特になく難しい内容であり、アメリカの歴史など理解してないと?なシーンはあるでしょう。それぐらいリアルに追求した映画です。

尚更ザックスナイダー監督なので暗いトーンが続きます
自分はザックスナイダーファンなのでご褒美ですが…
シリアスなストーリー、ハッキリとしたテーマが描かれてる、そんな映画が好きな方には是非鑑賞して欲しい作品です
何回観ても寝てしまう。
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