風来坊

アポカリプス・ナウの風来坊のレビュー・感想・評価

アポカリプス・ナウ(2012年製作の映画)
2.0
異常気象で地表の大半が水没した世界でアメリカ政府は全生物のDNA情報を積んだ現代版ノアの方舟の建造を始める。アメリカ製のディザスターパニック映画。

そもそもが低予算のB級映画でこのような壮大なテーマに挑む事が無謀な挑戦…。所々のショボいCGは物語を盛り下げる始末。この世の終わりの筈なのに当事者達の危機意識の低さはいったい…時間無いってのに悠長に会話とか萎えます。

生存本能か知れんけど皆平気で嘘をつく…助からない確立の方がずば抜けて高いんだから死ぬ時くらいは自分や人に正直でありたいと思うなぁ…しみじみ( *・ω・)

ツッコミ所がありとあらゆる所に蔓延っていて疲れます。一番自分が笑ったのは人類の命運を握るミツバチを捕まえに行くんですが、いざ蜂の巣を見つけたら「どうやって取る?」ってお前ら専門家だろ!蜂の巣取る想定もしてなく道具すら持って来ないって…なんだ遠足にでも来ているのかと激しくツッコミを入れました。

ストーリー展開も設定も何もかもが雑です。明らかに死んだと思われる状況でひょっこり生きてる登場人物とか…そのタフネスぶりは尋常じゃないから、彼らを方舟に乗せるべきじゃないかと思う。途中から種を後生に残すという使命より、自分達が生き残る事に必死になる本末転倒ぶりに切なくなる(´・ω・`)

この映画の良いところは時間が89分と短いのと、方舟のデザインが未来的で格好良かった所だけです。最低限は観れる映画だと思いますが、他に面白い映画はきっとあるのでそちらをご覧になるのがよろしいかと(  ̄ー ̄)ノ
風来坊

風来坊