“シャークナイト”というサメ映画の中では
割と良作な作品を翌年すぐにパクった映画
“シャークウィーク”
サメ映画×SAWの売り文句で登場した本作
集められた8人の男女たちが
謎のジジイからサメを使ったデスゲームに
強制的に参加させられる話。
何故彼らは集められたのか？
集められた8人の共通点とは？
ジジイの目的とは？
なぜわざわざサメなのか？
次々と行われる残虐な処刑遊戯を
彼らは乗り越えることができるのか！？
“シャークウィーク”と銘打っていますが
別に1週間やるわけではありません。
この手の作品で肝心な徐々に真相が
明らかになる興奮もございません。
かなり序盤でメンバーの共通点が告白され
ジジイが真相を語ってきます。
この時点でサメの捕食シーン以外に希望が
無くなってしまうので
視聴者に今後の視聴の決断を迫る
ある意味ではジグ・ソウばりの選択を
求めてきます。「make your choice!」
視聴を決断した数少ない視聴者を待つのは
強引な展開でサメゾーンに突き落とすけど
サメがクソ弱いので普通のトラップの方が
絶望感がある謎仕様。
洞窟に落とすために地割れを起こしたり
地雷源を突破させたりします
（超回りくどくね？）
サメの捕食シーンも特に盛り上がらないし
ストーリー展開も地獄のように退屈なので
このあたりから脳内ではBGMと共に
“Game Over”の言葉がよぎります。
もしかしたら本作のテーマである
サメ映画×SAWというのは
視聴者側に決断を求める
高度なSAWのメタ的な要素と
シャーク“ウィーク”は“week”ではなくて
弱いという意味の“weak”ではないかと
そう考えると本作はもしかしたら
とても知的な作品ではないかと推察できる
ミステリアスな映画でした。
…んなわけねぇだろクソ映画が！！
ちなみに本作において
サメである必要は一切ございません。
