みゅー

ケン パークのみゅーのレビュー・感想・評価

ケン パーク(2002年製作の映画)
3.3
渋谷のTSUTAYAで特集コーナーに置かれていて目に止まった作品。


『mid90s』のような雰囲気でスケボーをする少年の映像から始まり、笑顔でそのまま自殺する衝撃的なシーンまで開始5分ない。
どうなってしまうんだ…というところから、少年少女の群像劇が始まる。

彼らの、そして彼らの家族(主に親)の歪み(特に性に対して)がすごい。
一応18禁?の割に映像自体はそこまで激しいものではないけれど、がっつりモザイク。

彼女の母親とできていたり、
彼をベッドに縛り付けての行為だったり、
自分の首を締めた状態での自慰行為だったり、
割とみんな歪んでて客観的に見ていると面白い。

中でもゾッとしたのは、
妻にそっくりな娘と結婚式もどきをする父親。


子どもが歪んでいるというより、親が歪んでるから子どもも歪んでしまった遺伝的なものを感じる。
環境って子どもに大いに影響を与えるよね。


実際のいくつかの家族をモデルにしているらしく、そこもまた怖い。
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