このレビューはネタバレを含みます
はっぴいえんどなしあわせをぼくはゆめみたのでした。
古惚けて黄蝕んだ心は
汚れた雪の上に落ちて
道の端の塵と混じる
何もかも嫌になり
自分さえ汚れた雪のなかに消えて
泥濘になればいい
車がはしる白いものは雪
人があるく
雪は白い
都市の裏の吹き溜まり
其の時ぼくは見たんだ
もっと深く韻く
何かを黙りこくった雪が落ちる
都市に積もる雪なんか汚れて当たり前
という
そんな馬鹿な
誰が汚した
はっぴいえんどなしあせをぼくはゆめみたのでした。
おわりがあるのでした。
さよならがあるのでした。
しってること