「見ず知らずの私を泊めてくれてありがとう。
あなたはきっと、良い人なのね。」
20分間の短編です。
白黒フィルムで、セリフは少なく、多くのシーンで音楽が流れています。
夜、若い女性が線路際の道を歩いていると、男性が座り込んでいました。
女性は通り過ぎようとしましたが、すぐに彼のところに駆け寄ります。
見ると、男性は頭から大量の血を出していたのです。
若い女性は売春婦のふりをしながら、お金を奪い取って逃げたりし、きままに生活していたのです。
そんな時、道端でパントマイムをする男性と知り合います。
こんな危険なことをしていたら、もちろん危ないことに遭うでしょうが、自分を振り返りたくないのが若さというものでしょうか。
90年代の雰囲気が古いけれど、生々しく伝わるショートムービーでもあります。
ラストは衝撃的です。
人が、ただの月をダイヤモンドのようだと認識するときとは、さて、どういう時でしょうか。
「私、アラブの王様と結婚するの。」
この映画はYouTubeでは検索しにくいですが、野火明監督のwikiの外部リンクから飛べます。